[2014年8月23日 東京・株式会社ドワンゴ セミナールーム・SAMCO Software@菊池]
ニコニコ自作ゲームフェス４ 勉強会に参加
こんばんは。SAMCO菊池(@astrie_chorus)です。
すでに斉藤のほうから自作ゲームフェス勉強会についてのレポが書かれているので
経緯や内容については、被るところも多いので若干省略させていただきます。
私は申し込みが前日で飛び入りで参加させてもらいました。
もともと個人で応募しようとしたのですが、代表作などがなく断念していたところでした。
初心者から熟練者まで
幅広いユーザーが揃ってるんだろうなあと思っていたんですが
大御所ばっかりで開始早々から立場が危ういことに気づく……
でも、そんなことはなかった。
やったこと
１．質問に対して参加者各々が付箋紙に記入して発表！
☆Q1．自作ゲーム歴や制作本数を教えて下さい！
☆Q2．今までで一番感服したゲームや、そのシステムを教えて下さい！
２．「桃太郎伝説」「リンダキューブ」「俺の屍を越えてゆけ」
などで有名な、桝田省治さんからの講義
３．jThree、Unity、GREE、ドワンゴの４社の中の人からLT
４．アンカンファレンス
各参加者がテーマを出し、A/B/Cの3グループ * 3時限に分かれ議論
テーマはいろいろ。マーケティング、シナリオ、制作全般、仲間集めなどなど……
５．ピザ(懇親会)
６．二次会（希望者のみ）
感想
まず、勉強会という名前から普通のIT勉強会（LTとかやって技術発表、質問とか）
とりあえず聞いてればいいんじゃろう、などと甘く考えていたんですが、
そこはさすがドワンゴさん。寝てる暇なんてない内容をしっかり考えて下さってました！
参加者の自己紹介時間もたっぷりもらえて、
自作ゲーム制作ファン同士の交流会、懇談会のような性質がかなり強かったです。
この辺の感想は他の参加者の皆さんとかぶるところかな？
アンカンファレンス
被らなそうなところとしては、
アンカンファレンスではテーマごとにグループが分かれるので
自分の参加したテーマについて書きたいと思います。
アンカンファレンス【テーマ１】＜シナリオ、キャラについて＞
ムービーが主体のゲームに、プレイヤーの操作が必要か否か？
ゲームの特殊な方向性を一般受けさせるためにどうすればいいのか？
好きなキャラ、理由や、好きなシナリオのシチュエーション
などについて議論。
個人的に記憶に残ったのは
コアな性癖を持ったシナリオに対して、そのコアさを薄めるのではなく
別のものをプラスしていけば、いい意味でごまかせそうだよね、といった話です。
ちょうど、苦いコーヒーにミルクを入れるようなイメージというのがしっくりきました。
アンカンファレンス【テーマ２】＜マーケティング＞
世の中、金である。
自作ゲームにしろ商用ゲームにしろ、
知名度を広めたりマネタイズするのは重要だよね、という話を
ドカッと議論
プロの話を聞いてなるほど、と思ったのは
『アプリの値段を下げて出すと、ターゲットしていないお客さんまで買ってしまい、
全体的な評価を下げられてしまうので、あえて値段を高く設定することもある』
『セールを実施してブーストをかけると、評価が下がりづらい
（お得感が緩衝材のようになるから）』
といった話でしょうか。
他にも、自分の作品の知名度をどのように上げるか？
広報するときのメディアは？
WEBサイトに作品の特設ページを置くのは効果があるのか？
など、メーカーの会議さながらの熱い議論が展開されました。
一番、勉強会っぽかったかもしれません(笑)
アンカンファレンス【テーマ３】＜制作について＞
一番漠然としていましたが、こちらも濃かったです。
結論は出たのか出ていないのか微妙ですが。
スケジュールの話題はやはり皆さん悩まれている様子。
なんにしろまず締め切りを設定することが重要という見解で一致したような。
サラリーマンなら、「分かっちゃいるけど……」という感じでしょうか
あと、制作が行き詰ったり、ダメだと思ったときの対処法とか……
やはりプロの現場でも、１から作り直すのか、改修でなんとかしちゃうのか、
という判断に悩まされることは多々あるようでした。
商用だとお金が絡むのでどうしてもなんとかしちゃいがちっぽいので
自作ゲームはその辺フレキシブルに対応できるのが強みかもしれません
（失敗しても、時間が無駄になるだけ）
結局どうだったのか
作文が苦手なので、とりあえずつらつらと書きましたけど、
とにかく参加して一番感じたのは、「制作意欲が超絶に沸いてきた」ってことです！
これは皆さん本当に感じていたようです。
今回参加した方も、参加できなかった方も、
次回があればモチベアップ目的で参加してほしいですね。
枠があれば、私もまた参加したいです。
以上？